日時
2020年2月15日(土曜日)
開場:1
場所
障害者生活介護事業所 お気楽島
(阪急淡路駅下車)
入場料
- お弁当付き:2,000円
- お弁当なし:1,000円
お問い合わせ
電話 0
2020年2月15日(土曜日)
開場:1
障害者生活介護事業所 お気楽島
(阪急淡路駅下車)
電話 0
2020年1月7日(火曜日)午前11時
(10時40分 開場)
(全席指定)
〒530-0041 大阪市北区天神橋2-1-34
TEL: 06-6352-4874
(まえがき)
私ほんまにいろんなところに出かけさせてもろて、たくさんの方に支えてもろて、楽しいことやらつらいこともあるけど、人生散歩道と思たら、いろんな季節の風景がございました。
そんなおもろそうなことがらや、忘れられんことなんかつれづれなるままにエッセイに書き留めとこかいなと思い立ちまして、ホームページにのせさせてもらいます。
おヒマな時につれづれなるままお読みくださいますとありがたく存じます。
ようきんさったなあ、どげんしんさっとっただあ、まあまあ、はようあがってつかあさい。
鳥取の言葉なつかしいひびきですわ。
私の祖母は鳥取出身で、ひいばあちゃんも鳥取で、母は幼いころ鳥取に疎開してたようで、
私もそんなことから子どものころ、夏休みには必ず鳥取に母と行きまして、浦富(うらどめ)海岸で泳ぎ、セミ捕りやら川遊びやらと、一昔前の子どもの夏休みを過ごしとりました。
それに私、子どものころからゲゲゲの鬼太郎が好きやったもんで、水木しげるさんの出身地であり、境港のある鳥取はまた別の意味で妖怪にまねかれるようで大好きな場所ですねん。
この鳥取でのお仕事をいただいたのが県立盲学校でした。
本番前日の夜、祝賀会を開いてくださいまして、先生方との交流の時間がございました。とても楽しくお酒を飲ませていただいたんですな。
みなさんの会話がのどかでした。
教頭「校長先生、今年はスイカのできは、どげんですかな」
校長「そうですな、まあええぐあいにいきよるけえ、大きいのができよるだら」
教頭「校長先生の畑でできるスイカは縞が横に入っとらんかな」
校長「気持ちがあらわれとるだらあか、ははは」
子どもたちの話題になると、学校での行事のあれやこれや、先生と生徒が一緒に取り組んださまざまなエピソードを先生方が再現フィルムのように生き生きとはなしてくれはって、心が溢れて暖かい。
こんな家族や兄弟みたいなつながりのある学校教育、いつまでも続いたらええのになと思って、なんや遠い思い出がよみがえるみたいで涙が出そうになってしまいましてな。
近年はどこの盲学校も生徒の数が少なくなってますんで、寂しい次第ですわ。
翌日、本番を迎え、鳥取盲学校に訪れてみまして、みなさんの元気な声に人数なんか忘れてしまいました。
わあわあ言いながら、小さな教室にいっぱいの小学部から高等部まで。さらに専攻科生の方、先生父兄の方、熱気があふれる中、どんどんちりりんと出囃子。生徒さんお一人お一人によるダジャレと小話の連発大喜利大会。
視力だけでなく発達にも障害をもっている子どもたちもいて、それぞれの力に合わせての熱演。
緊張のあまり、涙ぼろぼろ、それでも最後まであきらめずダジャレを発表する子ども。
座布団に座るまでが大変で、座ってみると、ただ座ってるだけでええ雰囲気を出しておもろい子どもを、生徒の個性いっぱいの表現を支える先生のやさしさや、失敗も失敗としないで救いとって笑いに変えていくユーモア溢れる声かけ。暖かい時間が笑顔の中に溶け込みました。
視覚支援学校盲学校には高等部普通科とさらに専攻科がありますねん。専攻科は按摩、マッサージの資格を取るクラスです。
いったん社会に出て、なんらかの原因で視力が低下した方が、鍼や按摩の資格を取りにきたりしてはって、そやから年配の方も来られます。
子どもから高齢者まで、おんなじ学校の中でわいわいやっていて、これがおもろいんでっせ。
ちょっとおもろい光景が繰り広げられたりしますねん。
私も大阪市立盲学校時代に、よう目撃した光景ですけどな。
生まれつき目が見えない小学生が、廊下の休憩所で、人生半ばで失明したと思われる結構年配のコワモテのおじさんに、「まあしゃあないがな、見えんようなってもまたええこともあるで、おっちゃん心の眼いうのを知ってるか。心の眼を開いたら結構楽しいで、がんばりや」と、はげましてるんですわ。そらまあ生まれつき見えてへん子どもにとったら中途失明のおっちゃんは、
まだアマチュアてなもんですわな。おっちゃんも「おおきに、おおきに」いうて、泣いてたりして、ほんまようわからん世界でっせ。
鳥取盲学校にもさまざまな思いを持って通われている成人の学生さんもぎょうさんおられました。
そんな方からは自然にええ人生の味が出てますわな。
ほぼ生活自体が落語家みたいな学生さん。人生の途中で視力を失い按摩の勉強をされている方の深い人生観のこもった語り……といえば味がありますが、まあ、そんな大変さなんか感じさせない軽妙な語りから、重々しさで大師匠の貫禄の方まで、そらもう、爆笑の連続でした。
私もそうでしたが、やはり障害があるからといって、引っ込んでいるという気持ちが表に出るということはあまりなく、むしろ見てほしいという気持ちのほうが強くなって、前に出てくるんですな。自分の障害を自分でみとめたとき、あるいは仲間がいると知ったとき、こう、体の中から沸き起こる何かがありますねん。自分の存在を伝えようとする力になるんでしょうね。
あっというまの講演会が終わって玄関に出てみると、もうみんな先回りしていてくれて、なごりおしい撮影会やら、はぐはぐタイムッやら、また来ようと心の底からそないに思いましたな。
講演とか出演とかそんなんやない、ぶらっと来ても、「ああようきんさったなあ」と、人懐こい言葉が飛び出して声をかけてくださりそうな、そんな穏やかな養護学校の空気がまだこの鳥取盲学校に残ってましたな。
朝日新聞朝刊2面のコラム「ひと」欄に、桂福点の記事が掲載されました。
下記URLより記事がご覧いただけます。
(※有料記事です。全文をご覧になるには会員登録が必要です。)
「転落防止柵触れる人『いけずやわぁ』 笑いにくるみ訴え」と題して、桂福点の経歴やこれまでの活動、創作落語「落ちない噺(はなし)」についての記事が掲載されています。
また動画にて、落語会のリハーサルや本番の様子も紹介されています。
下記URLより記事がご覧いただけます。
(※有料記事です。全文をご覧になるには会員登録が必要です。)
とてもみなさんが話を真剣に聞いてくださって笑ってくださったの
これからもお一人お一人の夢に向かって透明な翼を羽ばたかせてく
今は夢がみつからなくても
かならずかならず、何かにであえるはず
その時までゆっくりやりましょうね。
またどこかでお会いできる日を楽しみにしております。
ありがとうございました。
障害のある人とない人がともに出演するステージです。音楽をとおし、であい、ふれあいながら、音楽の楽しさ、ともにつくりあげる喜びをわかちあいましょう!音楽監督は松本真理子氏が担当します。
公募「まほろば あいのわ」合唱団
公募「まほろば あいのわ」スペシャルバンド
山下純一(ブルースハープ奏者)
桂 福点(落語家)
松本真理子
2019年11月4日(月曜日、祝日)
13時00分開場、14時00分開演、16時00分終演(予定)
DMG MORIやまと郡山城ホール 大ホール
大和郡山市北郡山町211-3
(近鉄郡山駅より徒歩7分)
無料
入場には、事前申込が必要です
(詳しくはこちらのページをご覧の上、お申し込み下さい)
※応募締切:令和元年10月31日(木)必着(先着順)
まほろば あいのわ コンサート事務局(株式会社タック内)
電話番号 080-6234-1001
新大阪KOKOプラザにて、「福点落語を聞いたろ会」主催で落語会を行います。
今年のスペシャルゲストは福団治一門筆頭弟子、福点にとっては兄弟子の福楽師匠が口座に上がってくださいます。
皆さまどうぞお誘い合わせの上ご来場ください。
13時30分開場、14時開演
KOKO PLAZA
(アクセスはこちらをご覧ください)
留守電とFAX には、来ていただける方のお名前、人数、連絡先の電話番号をお知らせください。
チケットは、当日受付でお名前を確認させていただいて、チケットをお渡しいたします。
毎日新聞 東京朝刊に、「こども高野山夏季大学 命と自然、慈しむ大事さ 第13回・体験ぎっしり3泊4日」と題して、今年の子ども高野山夏季大学の様子が掲載されました。
桂福点の講演と落語や、アイマスクをして障害物のある部屋を歩く体験についても書かれています。
記事は下記URLよりご覧下さい。
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