2018年9月1日の鳥取県立盲学校での講演会、皆様に暖かく支えていただきまして、無事に終えることができました。先生と生徒さんの暖かな人間関係、皆さんの笑顔が鳥取の盲学校には溢れておりました。
校長先生がこの盲学校を無くしたくない、
もっとたくさんの方に知ってもらいたいとおっしゃった言葉は忘れられません
昨年に訪れた時にも生徒の皆様と交流させていただいたのですが、その時のことを皆さん忘れずにいてくださり、まるで先週会ったみたいにすぐに溶け込んでお話しできたこと、
これがまたとてもうれしい時間でした。
帰るころにはもう明日にも訪れたい思いになるのです。
盲学校をはじめ支援学校の特徴はひとりひとりの障害特性や成長に応じた専門的な技術学習が保証されていることだと思います。
点字の習得あるいはパソコンを用いた学習、歩行訓練、これらは本当に専門的な技術を持つ先生方でしかできないことです。
インクルーシブ教育という言葉を耳にするようになりました。しかし、地域の学校での障害児教育の現状は、長年養護学校で培われてきた技術を十分に取り入れているとは言えないところがあります。
たとえば歩行訓練一つをあげても、歩行訓練士の資格を持った先生が一年かけてしっかり指導する授業は一般校ではなかなかカリキュラムに取り入れられないでしょうし、点字習得などは、毎回の授業で覚えた点字を用い、学習させる必要があります。もちろん指導する側も点字を覚えていなければなりません。
また、早期学習が有効です。
障害を持つ子どもや大人が乗り越えるさまざまな壁があります。それをうまくこえていけるようにしていく指導は、やはり支援学校の特出すべき技術の一つだと思います。
どうぞこれから支援学校にしようか地域の学校に入ろうかと迷われたら、しっかり両方の学校を見学してみてください。
それと支援学校という言葉に偏見をもたず
それぞれの支援学校での専門的な生活訓練や授業を見てみてください。
また鳥取盲学校にでかけたいなと強く思いました。
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